News Dietが話題だ。
著者のロルフドベリ氏は『Think Clealry』で昨年話題になった作家だ。
ニュース中毒とは
『はじめまして、ロルフといいます。私はニュース中毒です』
このような一文から始まる。
著者は子供の頃からニュースが身近なものとして感じ、ニュースに触れるたびに世界との一体感を味わった。
そんな著者が、『ニュースはアルコールと同じくらい危険なのだ。』と記している。
『ニュース』と決別した瞬間
『ニュースのおかげで、私は世界をもっとよく理解できるようになっただろうか?
良い決断ができるようになっただろうか?』
と自問自答した結果、答えはどちらもノーだった。
『ニュースなしの生活』を送ることで得られるもの
著者は、2010年以降、日刊紙、TVニュース、ラジオニュースはおろかネットニュースにも浸っていない。
その結果、良い決断ができるようになり、今より良い人生が遅れるようになる。
それに、大事な情報を逃すこともない。
と断言している。
僕たちの頭と考えは、僕たちがが摂取する情報で決まる
ではなぜニュースから得られる情報は僕たちの役に立たないのか
それは、「ぼくたちの実生活とほとんど関係のない情報ばかり」だからです。
僕自身も朝起きてまずやることといえば、スマホでニュースアプリを読むことです。
そして、仕事中の休憩時間でもニュースアプリ。
入浴時や、寝る前のひとときもニュースアプリを読んでいます。
しかし、過去1週間に読んだニュースで重要と思えるニュースを5つあげようとすると、上げることができません。
細切れにニュースを読んで、一日トータルすると2~3時間はニュースに費やしているというのにです。
しかも、ニュースアプリは自分が興味関心がある記事ばかりが表示されるようになっています。FACEBOOKなどのソーシャルメディアもそうですね。
つまり、かたよった情報ばかりに触れてしまうので、正しい判断ができなくなる。
ニュース絶ちをして本を読もう
ニュースはその性質上、いかに短文で興味を引くかが大事なのだ。
その結果、極端なニュースばかりが世の中にはびこっている。
『ファクトフルネス』などは、そんな歪んだ僕らの認識を指摘した良書だ。
細切れでも一日数時間もニュースに費やしているのであれば、2,3日で本が1冊読めてしまう。
ニュース絶ちをした結果
僕がニュース絶ちを実践して約1週間経った。
朝起きた直後も、ニュースアプリを立ち上げずに読書するようにしている。
仕事の合間や入浴中、寝る前も読書している。
しかし、困ったことは今のところなにもない。
むしろ、読書するときなどに以前にもまして集中力が増した気がしている。
もともと最近テレビは殆ど見ていないので、娯楽といえば読書くらいだ。
そう、読書する時間が圧倒的に増えたのだ。
いかにニュースに時間を費やしていたのか実感している。
低く見積もって、1日2時間としても1年で728時間を他のことに費やすことができる。
自分の夢実現にこの時間を費やすことができるのだ。
この本の価格は、紙の本で¥1,870(キンドル版¥1,515)だ。
この価格で、自分に費やせる時間がこれだけ増やせるなんて、なんて投資効率が高いのだろう。
これだから読書はやめられない。