セカンドキャリアに向けて自分を変える方法【誰でもできる】
こんにちはケイユーです。
今回の記事は、こんな方におすすめです。
今後のキャリアを考えだした30代
転職や独立をなんとなくイメージし始めた40代、50代
会社に居場所がなくなってきたと感じる40代、50代
自分にはセカンドキャリアに向けて、何のスキルも発想も持っていないと悩む全ての方々
結論は、今からでも全然遅くない、
思い立ったときから行動すれば、毎日の景色が変わります。
まずは自分のマインドを変えることから始めましょう。
終身雇用の崩壊
2019年5月トヨタ自動車社長が終身雇用の維持は難しいと発言し、ニュースになりました。
なんとなく将来のセカンドキャリアをぼんやりと考えていたが、急に現実味を帯びて考え始めた方も多いでしょう。
現在、皆さんはどんな気持ちで日々過ごしていますか。
大企業が業績黒字にもかかわらず、リストラを行っています。
2019年早期退職した上場企業は27社にのぼり、1万432人がリストラされました。
しかも2019年、大手電機メーカーは45歳以上で早期退職を募集しています。
一方でこういった企業は、新卒に年収1000万やAI人材に4000万円でオファーを出しているのです。
リストラの対象になっている45歳以上は、能力に見合わない高い給料をもらっていると企業から判断されているということです。
年功序列が事実上無くなり、40代、50代になるにつれて黙っていても給料が上がっていくことは無くなりました。しかしそれだけでは無く、会社が黒字であっても40代、50代がリストラされる時代が到来したのです。
今まで自己を犠牲にして、会社に対して身を粉にして働いてきた結果がこの仕打ちか、と思う方も多いでしょう。
でも、それが現実なんです。
同僚と飲みに行って、グチることもあるでしょう。
将来に不安や絶望を感じることもあるでしょう。
でも、飲んでグチっても大抵解決はしません。
何もせず悶々と不安や絶望を感じても、何も生まれません。
https://twitter.com/1002_t_yusuke/status/1229994662984732672
現状を変えるには三つしか方法はありません。
・転職する
・フリーランスになる
・今の会社に居続ける
転職する
今の会社が自分を正当に評価していないと感じるならば、転職も選択肢の一つです。
そうはいっても自分の年齢では転職なんて出来ないのでは。。。と思うのであれば、
一度転職サイトで登録してみると良いです。
自分から転職サイトに行って探すほど手間をかけれないのであれば、エージェントサービスに登録してみると良いかもしれません。
自分の年齢、キャリアでどの程度の転職先があるのか、待遇などが客観的に分かります。
まずは自分の現状を客観的に把握することから始めてみましょう。
フリーランスになる
アドラー心理学によると、人間のストレスは人間関係によるものがほとんどであると言われています。
会社内の人間関係に疲れている方も多いでしょう。
かくいうボクも同じ心境でした。
上司や部下によく思われるようにしたい、とばかり考えていたら、徐々に自己肯定感が無くなってきて、自信を失ってしまった時期がありました。
フリーランスになれば今の人間関係から解放されます。
そんな夢を抱くが、家族や今の生活を考えると現実的では無いと足踏みしますよね。
今の会社に居続ける
今の仕事に魅力を感じないが、楽だからわざわざ環境を変えたくない。
人間関係も、我慢できる程度だ。
なんとか定年までは会社の残ることが出来そうだ。
こう思われるのであれば、今のまま居続けるのも良いでしょう。
でも、今のままではどんどん居づらい環境が加速していきます。
自分の意識を変える必要があるはずです。
客観的に自分と向き合ってセカンドキャリアを考える
どんな選択を選ぶにしても、まずは客観的に自分と向き合う必要があります。
そこでぜひ読んでほしいのが、【50歳からの逆転キャリア戦略】です。
【50歳からの逆転キャリア戦略】
この本は50歳だけが対象では無く、冒頭に述べた30代、40代にも有意義な内容です。
この本にはこのように書かれています。
『しがらみやお金に汲々とすることなく、本当に自分がやりたい仕事に打ち込んでいける。そんな素晴らしい未来が待っています。
ただしそのためには、長年の会社員生活によって染みついた古い価値観、マインドをリセットし、人生100年時代に対応した新しい価値観、マインドを獲得すること』
『この本を手にしたあなたは、きっと平成の苦しい30年間、歯を食いしばって働いてきた真面目なサラリーマンだと思います。
辞令一枚での転勤や海外出張、長時間労働もいとわず、十分な後輩や部下も与えられない中、懸命に職責を全うし続けた事でしょう。・・・年下の上司からも腫れ物に触るような対応をされ、会社からもお荷物扱いされていると感じる場面が増える一方・・・』
と始まる冒頭を読み始めた瞬間、うんうんその通り!早くやめろと続くんだよね。と思った直後、
『そんなあなたに、私は強く言いたいーまだ辞めるな』
と続いて面食らう。
著者はこう主張する
『今の会社でやっておくべき事がまだまだある。』
『辞めるなではなく、”まだ”辞めるな』
大企業が業績黒字にもかかわらず、リストラを行っている。
2019年早期退職した上場企業は27社にのぼり、1万432人がリストラされました。
しかも2019年、大手電機メーカーは45歳以上で早期退職を募集ています。
一方でこういった企業は、新卒に年収1000万やAI人材に4000万円でオファーを出しているのです。
リストラの対象になっている45歳以上は、能力に見合わない高い給料をもらっていると企業から判断されているからです。
年功序列が無くなり、40代、50代になるにつれて黙っていても給料が上がっていくことはなくなりました。それだけでは無く、会社が黒字であっても40代、50代がリストラされる時代なんです。
ボクもそうだが、会社に対して身を粉にして働いてきた結果がこの仕打ちか、と思う方も多いでしょう。
でも、それが現実なんです。
『今はまだ辞めるべきでは無い。まだやるべき事がある。』と書かれています。
第1章 まだ辞めてはいけない人たち
1、やりたいことがない人
2、変化に対応できない人
3、根拠なく楽観する人
4、自分を客観視できない人
5、経営の視点や知識に欠ける人
6、自分のことしか考えていない人
7、社名や肩書きのこだわる人
『部下もいる年齢の中高年社員が、自分のやりたいことについて何一つ語ることが出来ない。』
『同じ仕事の繰り返しにばかり執着しているうちに、変化に対応する力が徐々に失われてしまう。また次第に変化に対して恐怖心を抱くようになる。』
等々、読んでいてドキッとするようなことが書かれています。
大企業ほど強い傾向なのが、ジョブローテーションに取り組む事が少ないという点。
『今更新しい仕事なんてとんでもない。営業で長年実績を上げてきた自分が何で異動なんだ。他の社員に自分の代わりなんて務まるはずが無い。』
との想いを持つミドルが少なからず存在します。
しかし、この先転職やフリーランスを考えている方や、今の会社に残り新たなキャリアにチャレンジするためには、この考えを捨てる必要があります。
『上司への不満ばかりを語り、それが原因で感情的な行動に走ってしまう人には、共通して『自分を客観視できていない』という特徴がある』
という言葉は、真摯に受け止めるべきだと感じます。
自己評価より上司による評価のほうが妥当性は高いのです。
『要は現実を直視できるかどうかが重要なのであり、不満だらけの今の職場が格好の修行の場となり得ます。』
肝に銘じておきたいのが、
『他者からの評価を踏まえて自分を客観的に捉えることが、人がキャリアを重ねてもなお成長し続ける上で非常に重要なのです。全てを自分の成長へのフィードバックと捉えるのです。』
との言葉です。
一つの物事を良くとるのも悪くとるのも自分次第、という言葉を思い出しました。
第2章『お金、肩書き』から『働きがい』へ
1、『年収200万円台では生きていけない』は本当か
2、年収1000万以上のミドルは本当に幸せか
3、『年収=フロー思考』から『資産=ストック思考』へ
4、マネープランで安心できても本当の幸せは訪れない
5、『元気だから働く』のではなく『働くから元気』になる
6、若者はすでに『働きがい重視』にシフトしている
7、コミュニティへの参加・貢献が働きがいを生む
8、50代から求められる自律的な働き方へのキャリアシフト
『年功序列・終身雇用を謳う日本型雇用は、暗黙のうちにその勝ち組の人生設計を保証してくれていました。
我慢して努力をすれば、経済的に成功して、家屋も養えて幸せになれるという『給与・肩書き』物差しの人生』
から、
『努力することですぐに働きがいという幸せを実感でき、その積み重ねで成幸するという『働きがい』物差しの人生モデル』
にプライドの物差しを置き換えようと述べています。
また、
『家族との幸せや心身の健康を犠牲にしてまで高収入を得る意味があるものでしょうか』
と続く。
よく言われる熟年離婚は、仕事最優先で家族をないがしろにしてきた夫が、やっと定年退職した後に妻と間に広がっている大きな溝が原因です。
また、健康を犠牲にしてきた場合も悲惨です。
ボクもここ数年、ストレスから体を壊しました。
そのときに感じたことは、悪化して働けなくなったら自分の人生は何のために生きてきた人生なのだろう、です。
仕事優先で生きてきた結果、健康を失ってしまったら何も残らないと気づきました。
このときがきっかけで、自分に意識を変えることになりました。
第3章、第4章は以下の内容で続きます。
第3章 会社は『学び直しの機会』に溢れている!
1,自律型人材になるための6つのステップ
2,50歳からの20年を見通す未来年表を作る
3,仕事があることに感謝し、自ら汗をかく
4,働き方改革は追い風!アフター5に社外で学ぶ
5,『T字型』を意識してスキルを伸ばす
6,会議運営など当たり前の習慣が意外と強みになる
7,複業にチャレンジして経験値の幅を広げる
8,独立後の予行演習!上司を顧客と見なして働く
9,ギブ&ギブの精神で社内外の人とのつながりを大切にする
第4章 50歳からの働き方を変える『7つの質問』
Q1,自分の人生があと1年だとしたら、何をやりたいですか?
Q2,なぜ、その『やりたいこと』に挑戦しないのですか?
Q3,やりたいことが出来ない本当の理由は何ですか?
Q4,名刺が無くても付き合える社外の知人は何人いますか?
Q5,会社の外でも通用する『自分の強み』は何ですか?
Q6,その強みを磨き、不動のものにするためには何が必要ですか?
Q7,今のうちに何から始めますか?
まとめ
今行動を起こして、一気に全てを解決するわけではありません。
今から少しでも自分の意識を変えて行動することが出来れば、昨日とは違う第1歩を踏み出したことになるんです。
目の前の仕事に没頭し、刹那的に生活していることから少しずつ変わる努力をすることが大切です。
もっと若いときから、意識を変えていれば良かったと思うかもしれません。
でも決してそんなことはありません。
今このときから変えることで、新しい未来が待っていると信じています。
そんなきっかけになる良書です。